製品の外観や耐久性を損なう現象として、主にエフロレッセンス(白華現象)があります。これは、製品の欠陥とは言い切れないところがあり、自然環境の中でやむを得ず進行する現象です。
製品は、製造段階で出来る限りの予防対策を行って出荷していますが、供用後に様々な環境条件において進行する場合もあり、適切なメンテナンスをお願い申し上げます。
製品は、製造段階で出来る限りの予防対策を行って出荷していますが、供用後に様々な環境条件において進行する場合もあり、適切なメンテナンスをお願い申し上げます。
エフロレッセンス(白華現象)
- エフロレッセンスとは、水に溶けたセメント中のアルカリ成分が乾燥過程で表面に運ばれて、そこで空気中の炭酸ガスなどと反応し、白く現れたものです。通常、時間が経てば消えるものがほとんどで、エフロレッセンスにより製品性能の低下や環境への悪影響もありませんのでご安心下さい。
- エフロレッセンスの発生しやすい条件
蒸発速度が遅い時に発生しやすくなります。したがって、梅雨の長雨時や低温(冬季)の時、直射日光の当たらない日陰面などではエフロレッセンスが発生しやすくなります。 - エフロレッセンスが出やすい施工条件
①下地にドライモルタルを使用した場合は、目地部や端部からエフロレッセンスが発生し易くなります。
②コンクリート路盤の場合、水捌けが悪く乾きも遅くなり、多湿状態となりますので、エフロレッセンスが出やす
くなります。 - エフロレッセンスの処理方法は次の手順で行って下さい。
①軽いエフロレッセンスの場合は、ナイロンブラシやワイヤーブラシで2~3回こすり、落としてください。
②落ちない場合は、エフロレッセンス除去剤や酸の水溶液(3%程度)で洗浄・除去し、使用後は酸分等が残らないように十分水洗いして下さい。
除去剤アクトル
アクトルはセメント二次製品などから発生する頑固な白華現象(エフロレッセンス)を素地から痛めることなく分解除去をして素地母材に蘇らせます。
又、環境に優しい無公害成分(高品質クエン酸・酢酸)を使用しているため、使用後の洗浄水は河川等に流せます。別途濃縮型強力アクトルもあります。
又、環境に優しい無公害成分(高品質クエン酸・酢酸)を使用しているため、使用後の洗浄水は河川等に流せます。別途濃縮型強力アクトルもあります。
特 徴
- 有機酸化合物(クエン酸・酢酸)を原料に使用しているため、安全性に優れています。
- 白華除去後の廃液は洗浄水と一緒に河川などに流せます。
施工法
- 車用の洗車ブラシなどで白華箇所へ塗りつけます。
- 白華反応の白い泡が消滅すれば、白華は除去されています。
- 洗浄後は、全体を水で洗い流します。
洗浄体
- インターロッキング・化粧ブロック・積ブロック・モルタル
- コンクリート打ち放し・レンガ・ボーラルタイル・PC板
- カーテンウォール・コンパネ・テラゾー・タイル・タイル目地
- 御影石・洗い出し・カラーベスト・ビル・住宅の壁面・その他
用 途
- 白華除去(エフロレッセンス)・大気汚染除去石材汚れ除去
- セメントノロ洗い出し ・カビ ・コケ除去 ・ビル洗浄
- 工事仕上げ洗い ・サビ除去 ・コンパネアク除去